【ご案内】研修会 講演「図書館資料をモノから考える―媒体・記録材料とその周辺」5月25日(金)開催

≪このイベントは終了しました。多数の方にご参加いただき、どうもありがとうございました。≫

紙資料、デジタル媒体、電子書籍など、今日の図書館が扱う資料はますます多様化しています。昨年度の本図書館研修会で、「蔵書こそは図書館の切り札」をテーマにお話しいただいた小島先生を再びお招きし、いよいよ深くモノとしての資料と図書館の関係に迫っていきます。図書館関係者はもちろん、研究者や学生、博物館や文書館の関係者など、資料・メディアに関心を持つすべての方々にお勧めです。

場所 富山大学中央図書館 2階 プレゼンテーション・ゾーン

日時 平成24年5月25日(金) 14:00-16:00

研修内容
◆14:00-15:30 講演 「図書館資料をモノから考える ―媒体・記録材料とその周辺」
           講師:小島浩之氏 (東京大学経済学部資料室・専任講師)
           質疑応答
◆15:30-16:00 (適宜休憩をはさんで 希望者のみ)フリートーキング

【講演内容】
 現行の図書館サービスは、利用者への情報提供という直接サービスにのみに焦点が当てられがちである。しかし、これは図書館が情報を保存し、かつ公開していることが前提なので、真の利用者サービスとは、蔵書(情報)の保存からはじまり、その充実や特色化、公開までに至る間接サービスにあると言えるだろう。この意味で図書館はもっと間接サービスにも力を注ぐべきではなかろうか。ただし、間接サービスの根本とも言える、情報の保存においては、資料の内容的理解だけではなく、資料を物質的観点からも読み解く必要がある。
 そこで、本講演では、図書館資料を媒体(書かれるモノ)と記録材料(書くモノ)に分けて、図書館員が資料と向き合う際に、理解しておきたいモノの特性について、歴史、技術、思想の三つの切り口からまとめてみたい。

【講師紹介】  小島浩之(東京大学経済学部資料室・専任講師)
 岐阜県高山市生。富山大学経済学部卒業、京都大学大学院文学研究科修士課程修了後、2000年より東京大学経済学部助手として資料室に勤務。
 現在は東京大学大学院経済学研究科講師・経済学部資料室長代理。
 専門は東洋史学および歴史資料の保存と活用に関する研究。

参加対象者 富山大学教職員・学生、図書館関係者、その他希望される方
    《申し込み・参加費は不要です。所定の時間・場所にお集まりください。》

アクセス 富山大学中央図書館
       五福キャンパス内メインストリートのつきあたりにある茶色の建物です)
       http://www.u-toyama.ac.jp/jp/access/gofuku/index.html

問い合わせ先 富山大学 学術情報部図書館情報グループ TEL 076-445-6898